皆さま こんにちは。
自由が丘と大岡山のプライベートジム Life Body Fでございます。
少し前に朝の情報番組で
元プロ野球選手の長嶋一茂さんの
股関節の人工関節置換手術が特集されておりました。
人工関節の手術のことは知っていても
具体的にどのような治療が繰り広げられているのかは
なかなか見られる機会がないのでとても興味深く勉強になる話題でしたね。
工事さながらの大手術の映像に驚かれた方も多いのではないかと存じます。
今回長嶋さんは変形性股関節症による
歩行時の痛みが生活に支障をきたすレベルになった為手術に至ったそうで
一般にも股関節の痛みや可動域制限から日常生活に不自由を感じる、大きく影響を及ぼしてしまうことから手術を受けられる方がほとんどです。
術後は皆さま元々あった股関節の辛い痛みから
解放されてめでたしめでたしと言いたいところではありますが‥
病院でのリハビリ期間を終えて
いざ通常モードの生活に戻るとあらら?
股関節の痛さ自体は無くなったのに
身体が上手く動かせなくてバランスが取れない!
痛くなかったはずの膝や腰が痛い!
と今まで無かった新たな身体の反応に驚くことがあるかもしれません。
事実、当ジムにも股関節の人工関節の手術をされたお客様がこのような悩みを抱えて多く通ってくださっております。
せっかく良くなる為に心を決めて手術したのにガッカリ‥となるかもしれません。
でも、よく考えてみるとあれだけ大きな金属の器具が元ある関節に代わって入って来ている訳で
身体にとってそれなりに負担がかかっております。
術後の回復を経て今まで通り過ごしていくにはそれなりの準備や新しい関節を使いこなしていく練習期間が必要です。
具体的に当ジムではどんなトレーニングをお客様と一緒にさせていただいているのかご紹介して参りましょう!
まず第一に
股関節周囲の柔軟性を取り戻す為のストレッチからスタートします。
手術の際、切開をしているので手術部位や周辺の組織や筋肉が傷付き癒着して硬くなりやすいです。
セルフストレッチよりペアストレッチにする事で
ターゲットの部位を的確に効果的に伸ばす
かつ術後早期の段階は人工関節が脱臼しやすい時期なので角度や姿勢をトレーナーがコントロールする事で安心して取り組んでいただくことが出来ます。
やはり身体が硬くなってしまうと様々な動作が困難になってしまうので、当たり前のような事ですが非常に大事なプロセスです。
柔軟性を引き出す事で筋肉の硬直から生まれていた各部位(膝や腰など)の痛みが無くなる場合もございます。
そして次に
柔軟性を取り戻した身体でバランスを保ちながらエクササイズを行います。
手術を経験された方が仰るには
「自分の脚なのに自分の脚でないような感覚」なので
立つにも歩くにも人工股関節が入っている方の脚に上手く体重を乗せる事が出来ていません。
足を前後に開いた状態で
バランスを取りながら上半身を捻るなど
日常動作に基づく立位でのエクササイズで実践的に身体の感覚を取り戻します。
慣れない内は左右差が大きくグラグラと身体が揺れますが、この左右差ときちんと向き合って解消する事でバランスを崩す事での転倒も防げるので一緒に頑張りましょう!
基本的に私共はご自宅に帰ってから特別にこのエクササイズをやってください、とお願いすることはございませんが
バランス感覚が戻りお外をひとりで歩いても大丈夫と判断出来たら積極的に外出やお散歩することをおすすめ致します。
実際に外の道を歩いたり、歩数が増えたりすると身体に別の反応が現れるので
(いつも痛くならないところが痛い、特定の部位が疲れやすいなど。)
次のセッションにいらっしゃったタイミングでお話を伺いながら対処して不安要素を一つ一つ取り除いて参ります。
このように
お客様とコミュニケーションを取りながら
地道に着実にトレーニングを積み重ねることで
以前の元気だったあの頃の身体を取り戻すことが可能となるのです。
せっかくより良く、楽になる為に手術に踏み切ったのですから、是非新しい関節をご自身にフィットさせてより毎日を活動的に楽しく過ごしたくありませんか?
もし人工関節の手術を終えて悩みを抱えていらっしゃる方はお気軽にお問い合わせいただけると嬉しいです。
ひとりではなく共に問題に向き合って解決して参りましょう!
ご自分の脚で好きな時に好きな場所に行けるお手伝いを是非私たちにさせてください!
本日も長文にお付き合いいただきありがとうございました。
また次回ブログもお楽しみに!