皆さま こんにちは。
自由が丘と大岡山のプライベートジム Life Body Fでございます。
最近シューズを新調しました。
asicsのGT-2000シリーズの 「13」
前におすすめさせていただいた
アップデートされた最新作、さらに良いですよ!
では、本日のテーマは
「骨粗しょう症とトレーニングの関係」です。
きっかけはつい先日
長年通ってくださっている70代の女性のお客様が
病院で骨密度を測定してみたところ
部分的に少しだけ骨密度が低く「骨粗しょう症」と診断されたお話を伺った事から。
お客様も仰っていましたが、特に怪我をした訳でもなく日々の生活で骨が弱っている感じ(痛みや違和感)もなかったのに気付かないうちに症状が始まっている事にとても驚きました。
きっと私やそのお客様だけではなく
「骨粗しょう症」という言葉は知っているけど
どうやって予防すれば良いの?
なってしまったら治療が必要なの?と
何となく心配、不安という方もいらっしゃるのではないかと存じます。
そんな皆さまのモヤモヤをこれから一緒に解消して参りましょう!
まず「骨粗しょう症」とは
骨の密度が低下し、骨がもろくなりやすくなる疾患でございます。
骨の中がスカスカな軽石のような状態になってしまうので軽い衝撃や転倒でも骨折しやすくなるのが特徴で
他にも脊椎を圧迫骨折しやすくなることから背中が丸まって姿勢が悪くなったり、
骨の変形や損傷から慢性的な痛みを感じるようになったりと骨折以外にもリスクが多い事が特徴です。
特にご高齢かつ女性が発症しやすいのは
閉経後のホルモンバランスと密接に関係しているからと考えられております。
ちなみに日本骨粗鬆症学会が行った調査によれば
50歳以上の女性 推定3人に1人(約33%)
50歳以上の男性 推定5人に1人(約20%)
現段階気付いている、いないはひとまず置いておいて
かなりの人が実は「骨粗しょう症」にかかっている可能性が高いという事です。
じゃあ、どうすれば予防出来るの?
発症したらどうやって治療するの?というところになってきますが
骨粗しょう症は進行するまでほとんど自覚症状がない事も特徴で「沈黙の病気」とも言われています。
転倒をして骨折をする、背骨が痛いと思ってレントゲンを撮ったら圧迫骨折していた事にに気付く、何かしらアクシデントが発生してから疾患に気付くのがほとんどです。
これほど医学が発展した今日でも驚く事に予防用のワクチンや薬も確立されていません。
出来る限りの予防策としてはカルシウムやビタミンD、Kのサプリメントを摂取して骨の強度が下がらないよう補強する事や運動習慣をつける事で骨密度が下がらないよう維持に努めることでしょうか。
残念ながら100%の予防策がないのが現状です。
それなら治療法は?というところで
最近は注射での薬物投与がございます。
1ヶ月や半年に1回(薬によって頻度は異なる)注射を打つ事で骨を破壊する細胞を抑制したり、新しい骨を作る細胞を活性化させたりして症状の進行を緩やかにします。
ここで忘れてはいけないのは注射は
「症状の進行を緩やかにする」効果だけなので「改善する」「もろくなった骨を修復する」は難しいのです。
ここまで聞くと
予防策もない、治療法も完治は難しいと八方塞がりな感じがするのでがっくり肩を落としてしまいそうですが、ちょっと待ってください!
「骨粗しょう症」で1番大変なのは
骨がもろくなった上で転倒をして「骨折」をしてしまう事です。
そうなのです!
バランスを崩してヨロっと転けて
昔はかすり傷だけで済んでいたのが
気付かない内に「骨粗しょう症」が進行していて骨折という大けがになってしまう事は避けたいところですよね。
年齢を重ねてからの骨折は怪我をした箇所だけではなく、運動機会が減ってしまう事で体力、筋力の低下、身体機能だけではなく脳の認知機能も衰えてしまう可能性があってハイリスクなのです。
それならば、やるべき事は「バランスを上手に取れる身体になる為のトレーニング」
どうでしょう、やる気に満ち溢れてきましたか?
ここで注意したいのは
よくお客様との会話でも出てくるのですが
片足で立ってバランスを取れる
=バランス能力が高いとは言い切れないというところです。
もちろん片足で立てるのは素晴らしい身体能力ですよ!
しかし、日常動作はモーション(動き)が連続する事で生み出されております。
片足立ちは静止になりますので、モーションを想定したトレーニングを別でする必要があるのです。
(話すと長くなるので別の機会にブログでアップしますね!)
さあ、やみくもに「骨粗しょう症」を不安に思っていた方は少し希望の光が見えましたでしょうか?
悩んでいてもバランス能力は習得出来ないので
是非Life Body Fで一緒にトレーニングをして転倒知らずの身体を目指していきましょう!
本日も長文にお付き合いいただきありがとうございました!
また次回のブログもお楽しみにしていてください。