皆さま こんにちは!
自由が丘と大岡山のパーソナルジム Life Body Fでございます。
数日前の9月17日は中秋の名月、十五夜でした。
夜空にまん丸黄色に輝く満月をご覧になりましたか?
本日のハテナ?は
「目指すは開脚180°!?」です。
皆さまの開脚した時の脚の角度はどれくらいでしょうか?
身体の柔軟性は個人差がありますので様々かと思いますが180°開脚というとバレリーナや新体操選手レベルのかなりの柔らかさですよね!
ついこの間、フレックスクッションを使用中お客様がふと「私、なかなか開脚が開かなくて…股関節が硬いのかしら。」と呟かれているのを聞いて私のハテナ?センサーがビビッと(笑)感知しました!
一般的に開脚=開けば開くほど良し!180°を目指しましょう!の風潮が見受けられます。
確かに本屋さんでストレッチ関連の書籍をチェックしていても開脚に関する本が以前より増えましたし、
SNSを見ていても開脚に関する情報発信が非常に多く世間の関心が高い事を示しています。
では、なぜ開脚180°を目指す必要があるのでしょうか?
シンプルにそれだけの柔軟性があるのはすごい事だから、という理由もあるかもしれませんが
本のタイトルやSNSの投稿のキャッチコピーで「健康のために」や「股関節を柔らかくしよう」というようなワードをよく見かけます。
果たして、開脚180°は本当に健康の為のひとつの要素になり得るのか、はたまた股関節の柔軟性に繋がるのかを一緒に解き明かして参りましょう!
まず開脚の仕組みを考えるにあたって
股関節の構造を解説致します。
骨盤の寛骨臼(臼蓋)という左右ある窪みに太ももの骨(大腿骨)がはまっているところが股関節です。
この太もも骨の先端の形は丸みを帯びていて全方位動くようになっている為(球関節)、股関節は左右(横)だけではなく、前にも後ろにも自由自在に動かせる構造となっているのが大きな特徴です。
全身の関節を見てみてもこれだけ複雑な動きに対応出来る関節は数少なくとても珍しいです。
そんな訳で、
股関節は左右に開く開脚だけではなく
本来は前に振り上げる動作や後ろに引く動作にも関わりがあります。
だから「股関節が柔らかい」という点で考えてみると内腿の筋肉が柔らかくて開脚だけ180°開くのに、他方向の柔軟性が取れていないという事はアンバランスですよね。(ちなみに人間の開脚時の正常な角度は90°と言われております。意外とそんなに開かなくて良いという衝撃…!)
先ほどもお伝えした通り、
股関節は全方位を自由自在に動かせる関節の為、
特定の方向だけ筋肉の柔軟性が高すぎるということはそれ以外の方向の筋肉がバランスを取ろうと必要以上に負担がかかります。
その結果として姿勢が崩れてしまったり、動作の制限がかかったり、負担がかかってしまった他部位の筋肉の疲れや痛みに繋がりかねないのです。
なので、真の意味で股関節を柔らかくするなら
開脚によってストレッチされる内腿の筋肉だけではなく、股関節や骨盤の周りについている様々な筋肉も一緒に伸ばしてあげなければなりません。
(腿の前後や外側、お尻や脚を上げる時に作用する腰椎から腿の骨にかけてついている腸腰筋という筋肉が主に必要。)
実際にLBFでもペアストレッチをする際は股関節周りの筋肉に重点を置いて伸ばすようにしております!
ここまでで股関節を柔らかくするには開脚だけではなく、骨盤周りにくっついている筋肉のストレッチが本来は必要とご理解いただけたかと存じます。
では、皆さまの「健康」と「股関節の柔軟性」の関係について考えてみましょう。
上半身と下半身の繋ぎ目、
身体の中心に位置していることから人間の動作において重要な役割を担っている関節となります。
思い通りに動かせることで脚を広げたり上げたり身体が効率良く機能的に使える為
歩くやしゃがむと言った日常動作が楽になりますし、
怪我を防ぐ事が可能です。
また股関節が柔らかくなる事で骨盤や背骨の動きも相乗効果で良くなることから姿勢やバランスの改善にもなります。
そしてこれは盲点なのですが、
股関節が硬いと、その分を補うべく上に位置する腰椎、下に位置する膝関節への負荷がかかりやすくなります。柔軟に使えるようになる事で知らず知らずのうちに腰痛や膝痛の予防に結びつくのです。
腰や膝が痛い方は意外と股関節の不調からその痛みは来ているかもしれませんね!
以上のことから
股関節を柔らかくスムーズに使えるという事は快適に身体を動かせること=活動的に日常を過ごせる、延いては皆さまの「健康」に関わりがあると言えるでしょう。
さて、今回のブログは
「目指すは開脚180°!?」をテーマにお話しさせていただきました。
開脚ストレッチでなかなか開かず困っていた方は目からウロコだったのではないでしょうか?
180°の開脚を目指すよりも
股関節全体を満遍なく柔らかくしてあげる事が大切ということでした。
是非これを機会に、動かしやすい身体を目指して股関節周りのストレッチに取り組んでみてください!
(もちろん180°開脚目指すも有りですよ!その場合は全体的に柔らかくしてコントロールが出来るようにトレーニングもしましょう。)
本日も長文にお付き合いいただきありがとうございました。
また次回のブログもお楽しみにしていてください!
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