四十肩のトレーニング
「日常生活で腕を上げようとすると肩が痛くて上がらない。」
いわゆる四十肩、五十肩について
LBFでどのようなトレーニングを行っているのか紹介します。
まず、四十肩とは肩の関節やその周りの筋肉などが炎症を起こしている状態のことを言います。
LBFで行うトレーニングの内容としては、
①肩、肩甲骨まわりを動かすストレッチ
②胸や背中のストレッチ
③肩関節を支える4つの細かい筋肉を動かすトレーニング
④脚のストレッチ
なぜ四十肩にこのようなトレーニングまたはストレッチを行うか?
この理由を説明する前に肩関節とその周りの重要な筋肉が四十肩とどのように関係するのか簡単に説明します。
<肩関節>
肩関節は肩甲骨と腕の骨が繋がっているところです。
そしてこの肩関節は背骨等と直接つながっているわけでは無いので、浮いている状態でとても不安定です。
この不安定な関節は巻き肩になると関節にズレが出ます。
ズレが出ている状態で肩を動かすと炎症が起きて、四十肩になります。
<肩関節を支える4つの細かい筋肉>
不安定な肩関節をつなぐのが4つの細かい筋肉です。
4つのうち1つは肩甲骨と腕の骨を上から繋ぐ筋肉
★残りの3つは肩甲骨と腕を後炉から横につなぎます。
巻き肩になることで★3つの筋肉が伸びきったり、緩んでしまったりして使えなくなってしまいます。
4つのうち3つ★が使えなくなると残りの1つも上手く使えなくなってしまいます。
この4つの筋肉が使えなくなることで肩関節のズレが起きやすくなります。
そのためにストレッチやトレーニングで特に3つの筋肉★を動かすことが重要になります。
LBFでの四十肩のトレーニングの流れを少し細かく理由を踏まえて紹介します。
①はじめに肩や肩甲骨まわりのストレッチを行います。
※この時に肩に痛みがある場合は痛みがあるところは無理に動かさず肩甲骨まわりを緩めることで炎症のある部分の負担を減らします。
※痛みが無い場合は,上記の肩甲骨を支える4つの筋肉を緩め、肩甲骨のまわりも一緒に緩めることで腕を上げやすくします。
②ストレッチポールで胸からお腹背中を伸ばすことで肩を動かしやすい状況を作ります。
③腕を日常と逆の方向に動かすトレーニングを行い肩を開きやすくします。
④肩や腕を動かしやすくなった状態で手を上から下に引く運動で、引く方向や手の向きを少しずつ変えて肩甲骨を支える4つの筋肉を動かします。
※ここから「猫背の改善」と「腰の抜けを改善」のトレーニングとストレッチを行います。
なぜこれが必要なのか簡単に説明します。
四十肩を起こす「肩関節のズレ」の原因になるのは巻き肩ですが、その元を考えると「運動不足」に繋がります。
運動不足が続くことで、骨盤が寝て、腰が抜けた状態になります。
腰が抜けると、背中が丸まり(猫背)肩が内側に入ります(巻き肩)。
そのため四十肩にならないように「猫背の改善」、「骨盤の調整」もトレーニングに取り入れています。
⑤ディップスというトレーニングを行い、胸の筋肉や体幹を安定させる筋肉のストレッチとして行い、猫背を改善するために行います。
⑥最後に脚のストレッチを行って寝ている骨盤のまわりで固まっている筋肉を緩めます。
加えて傾斜を使って骨盤を前に傾けた状態で開脚と前屈を行うことで骨盤の前傾を促します。また、「四十肩の運動不足」を改善するにはご来店時だけでなく日常生活から関節のずれが起こらないように胸を開く動きと肩まわりの筋肉を動かす必要があります。
家にいることが多い方はストレッチポールに乗ったり、腕を日常と逆の方向に動かすトレーニングを行ったりなど、毎日動かす大切になってきます。
そのため「日常生活で行ってほしいこと」もしっかりお伝えしていきます。
LBFで行う四十肩の改善は四十肩になる原因、仕組みを踏まえて考えられたトレーニングに加えて、伝えすることも大切にしていくことでお客様自身と一緒に改善していきます。
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